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「まぁ良い。お前に一つ質問をする。フォークを置きたまえ」
優は「…何だよ」と言うものの、フォークを白い皿に置いた。
「奈央子には、どうやら お前以外に苺学園の生徒で、親しい男の子がいるらしい。
お前は知っているか?」
「さぁ」
「嘘を付くな。奈央子の交友関係くらい把握しているだろう。お前以外に、彼女と親しい野郎の名前を出来る限り答えよ」
「マジな話。アイツ、俺以外に男友達いねーんだよ」
「…………」
「いやいや、本当マジで」
「…………」
「いや、超マジで」
「…………」
「いや、激マジで」
「…………」
「いや、鬼マジで」
「…………まぁ、分かった。別に僕は、君だけが奈央子の情報源じゃない。君が答えなくとも、僕には、知れる方法がいくらでもあるしな。
答えたくなければ、答えなくて良い。以上だ」
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