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「もうテレパシーも使えなくなるんだなぁ」
のりが美咲を見つめながら、ちょっとさみしそうに言った。
「そういえば、お前達いつの間に付き合ってたの?
俺達に内緒でデートするから、こんな目にあったんだぞ」
克がふざけた口調で、のりと美咲を冷やかした。
「ごめんなさい。
まさかこんな事件に巻き込まれるなんて思わなくて。
いつの間にか、のりを好きになってたの。
これからもお付き合いしたいと思ってる」
美咲が照れながら報告し、のりが美咲を抱きしめた。
美咲ったら可愛い。
ペナルティルームの恐怖も、のりがいたから乗り切れたのかもしれない。
「わかった。 これからデートする時はきちんと報告するように。
それと俺にも彼女紹介して」
克ったら。
ファンがいっぱいいるんじゃなかったの?
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