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すぐに、警視庁に戻り、高橋刑事にメールを見せ、送り主について調べてもらったけれど結局わからなかった。
次に邪魔したら殺す!
この言葉が頭から離れる事はなかった。
ハピフレペナルティルーム事件は、新聞、テレビにも大体的に報道され、私達のところにもテレビや新聞の取材がやってきたが、高橋刑事が報道機関に【彼らの心の傷に配慮して自粛するように】と話してくれたらしく、しばらくすると静かになった。
そして事件は、すべて山田取締役の計画という事で、高田取締役の名前が出る事はなかった。
その後も、警察が高田取締役について捜査していたが、結局高田取締役の行方はわからなかったようだ。
「高田紳助と言うのは偽名だろう。
危険だから、これからは決して関わらないようにして欲しい」
と佐藤探偵に言われた。
高田取締役の事が気になってしかたがなかった。
だけど、ハピフレの事には誰も触れなかった。
私たちはハピフレにログインする事もなく、グループラインで連絡を取り合ってる。
「そういえば、ハピフレどうなったんだろうね?」
あの事件から1ヶ月が過ぎ、メンバー全員でグループラインで話している時、美咲が聞いてきた。
ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー
1部 完
2部は287ページから始まります。
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