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『あれっ、南って美咲と付き合っていたんだっけ?』
チャットル-ムに戻ってきた克の言葉。
はぁ、克ったら何を言ってんだか!
『違うったら!
美咲は大好きな友達。私は男性が好きなの!』
『南ったら(笑)』
美咲に笑われて、自分の書いた文章を見て恥ずかしくなった。
まるで、早く彼氏が欲しいって言ってるような感じ。
『俺も男性だけど?』
『巨乳好きの克には、私は無理ですよぉ!』
『南と克、付き合っちゃえばいいのに。
なかなかいいコンビだと思うぞ』
『拓ったら!
コンビって、お笑いタレントじゃないんだから。
私はふざけた男は無理なんだからね』
言ってからしまったと思った。
つい、恥ずかしくて思ってもない事を言ってしまった。
いつもはうるさい程しゃべる克が静かだ。
『南は照れると、思ってもない事を言っちゃうんだよね。
克、気にしなくても良いよ』
『うん? 南が俺が好きだって認めるのが恥ずかしいって事?
大丈夫。俺はそんな南が大好きだ。
南を俺のファンに加えてあげよう。
南、ファン同士、俺を取り合って喧嘩するなよ』
美咲がフォロ-してくれたのは嬉しかったけど、克め!!!
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