ペナルティルーム 2部

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そんなふざけた会話をしていた時、マイル-ムに『みぃつけた』とメッセ-ジが届いた。 見つけたって何? すぐにメッセ-ジをクリックして、相手のマイル-ムに行く。 田中一郎。知らない人だ。 ハピコミバトルでは明智光秀を使っているけど、対戦した事はない。 怖くなって、すぐにみんなに報告する。 『今、みぃつけたって田中一郎って人からメッセ-ジがきたの。 知らない人。怖い……』 『俺んとこにもきた』 『私にも。 もしかして、ハピフレの関係者かな? 私たちががハピフレを潰したから恨んでいるとか?』 美咲の言葉に背筋がぞくりとした。 『佐藤探偵に調べてもらうよ。 それと、俺、まだみんなに言ってなかったんだけど、仕事辞めて佐藤探偵のところで働くことにした。 将来は佐藤探偵の様な探偵になる。 だから、こんなメッセ-ジなんて心配するな』 拓が探偵に? 佐藤探偵にはハピフレの事件でものすごくお世話になった。 拓が佐藤探偵に憧れるのもわかる気がする。 『拓が探偵になるのか。 俺、応援するよ!』 マサのメッセ-ジの後、みんなが拓に応援メッセ-ジを送る。 もちろん私も。 『拓なら、きっと良い探偵になれるよ。 応援してるからね。 田中一郎の事は拓に任せたよ』
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