ペナルティルーム 2部

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『俺たちの事を知っていただけ? ちょっと引っかかる。探偵助手のカンみたいなものだけど。しばらく田中一郎をチェックしておくよ』 『そうだね。『みぃつけた』って、やっぱり変だよね。探偵助手様、よろしくー』 拓がチェックしてくれると思うと安心だ。 『田中一郎って、誰ともチーム組んでないし、いいねもコメントもない。ハピフレバトルしてたなら、その時のメンバーでハピコミバトルに参加するはずだよね? やっぱりおかしいよ。私たちがハピコミ始めるのを待っていた感じ』 さすが美咲、するどい! 『俺もおかしいと思う。高田取締役と繋がっているのが1番怖いよな。高田取締役のスパイとか?』 『さすがに高田取締役の周辺は警察がチェックしたと思うけど、高田取締役の行方はわからないわけだから……みんな安易に田中一郎と連絡を取るなよ。田中がメッセージを送ってきたら、必ずスクショを撮ってグループラインで共有する事』 拓のメッセージにみんなが『了解!』と答えた。 3日後の朝、グループラインに拓からのメッセージが送られてきた。 『田中一郎は、昨日の朝にメンバーを6人集めて、田中チームを作って、ハピコミバトルに参加している。 点数から見て、だいぶ課金しているはずだと思う。俺たちに近づく為かもしれない。みんな気をつけて』 『了解」 とうとう田中一郎が動き出した。あれ以来、メッセージが送られてくる事はないけど、不気味に感じる。
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