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《わ…我ながら誕生日を忘れるとわ…》
「全く…葵わ!!自分の誕生日ぐらぃ忘れんなょ…!!」
「ぁ、でも敦志の誕生日わ覚えてる!!3月5日!!」
「ばぁか…俺の誕生日ょり自分の覚えとけッッ」
そぅ言って敦志わぁたしに海水をかけた…。
「ぶッ!!何すんのォ…!!」
「ぅわ~今の顔ぶさぃくッ!」
「何だと敦志ィ~!ぅりゃッ!!」ぁたしも負けじと敦志の顔面めがけて砂をかけた!!
「ぷぁッッ!きたねッ」
「ごめん②…はらってぁげるから…近くに来てッ」
敦志わ文句を言いながらもぁたしの近くに来る。
ぁたしの手が敦志の頬に触れる。
そのまま敦志わぁたしの手を握り…
………軽く唇が触れる程度のキスをした。
敦志との初めてのキス…。
海水でしょっぱくて…。ムードのかけらなんて全然無くて…。
でも…。今までした事のぁるキスの中で…一番暖かくて…ドキ②した…。
それわ敦志だから。敦志とのキスだから…。
敦志わ握りっぱなしのぁたしの手を開かせて…。
薬指に小振りのシルバーリングをはめて、「葵。生まれてきてくれてぁりがとぅ。17歳ぉめでとぅ!!これからもずっと一緒に居て下さいッッ!!」
と夜にも関わらず大声で叫んだ。
「ッ…!!」
ぁたしわ「ぁりがとぅ」って言おぅとしたけどぁまりの嬉しさに…声にならなかった…。「ッ…この指輪のため、にバイト…ッ頑張って、たの…??」
涙を堪えてるから声が震える…。
「ぃやぁ…全然。安モンだし、それ。」
敦志わ頭をかいた。
《嘘だょ…。ぁたしにわ分かる…。敦志の嘘つく時の癖…。それに…》
《この頃ずっと忙しかったんだね…。だからぁたしわ冷たいって勘違いして…。》「敦志…!!ぁりがとぅ。大切にする!!…大好き!!」
人をこんなに愛しいと思った事無かった。
初めて本気で好きだと思える人に出会えた…。
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