第1章

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「ふぁ…」 大きなあくびを噛み殺し、教室の扉をガラッと開ける。 その音に中にいたクラスメイト達はこちらを振り向くが、オレの顔を見た瞬間、何事もなかったかのように雑談に戻る。 対するオレもいつもと変わらぬ光景を気にも止めず、窓側の席の一番後ろの自分の席に座る。 これがオレの毎日の始まり。 誰とも話すことなく、毎日がただ過ぎていく。
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