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「………ありがとう
もし、政也が会いたいって言ったら会ってやってくれるか？」
「あ？……んなもん当然だろ
俺の息子でもあるんだからな」
ありがとう…と悠夜は言った
ホントだったらもう会わないと思っていた
政也の父親でもある慧
ある意味運命かもしれない
悠夜はそう思った
（政也…なんて言うかな…）
今まで何も伝えられなかった
自分の息子
だけど悠夜は決心した
『本当の事を話す』
悠夜の頭にはその言葉がよぎった
「あー悠夜？一つ聞いてもいい？」
「え、何？別にいいけど」
ぶった切るように慧が聞いてきた
しかし、煮詰まった頭を冷やすにはちょうど良かったかもしれない
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