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ヘッドボードを背に座る日野に跨がり、逃げられない体勢が居たたまれない。
「っ、これ、いや、だ!」
「なんで?」
「んぅ、や...ぁ」
座ればキスをされ、逃れようと膝立ちになれば、胸に吸い付かれる。
お互いに裸。
嫌でもわかってしまう熱に腰を引いても、すぐに引き戻されて逃げることができない。
「もう、ほんと...や、」
「だーめ」
至極楽しそうな声で、胸に吸い付きながら下半身にも手が伸びて、体は熱くなるばかり。
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