第1章

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クラスに入ると、みんな嬉しそうに話していた 久しぶりと声を掛け合うもの、新しいクラスメートと話すもの、知り合いと離れてしまったのか不安な表情を浮かべているものなど様々である あらかじめ学校側で決められている席に座り時間が過ぎるのを待つ 春風に吹かれながら、窓から差し込む春の日差しを受け瞼が閉じようとしていると、 ふと、横の空いていた席に生徒が座った その生徒は、とても健康的な体系でストレートな艶のある髪を持ちそして何よりとても真っ赤な燃えるような赤い髪が特徴的な女子生徒だった あまりにも、印象的な髪の色だったので思わず見とれてしまった こんなに存在感が漂う女子生徒が隣だなんて何か変わるのかもしれないと、ありえない考えが頭をよぎった
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