世界観について

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【ダロス諸島】 『地底の階段カロルの塔』 地底都市『カロル・マラキア』に繋がる灼熱の塔。空に向かって伸びる塔ではなく、地底に潜っていく塔であることから『地底の階段』と呼ばれている。 地下から吹き上げる炎と熱風による凄まじい熱気をはらんでおり、遥か下の都市まで続く長い階段と合わせて訪れた者の体力をみるみる奪っていく。 カロルの塔は地底都市の住人が地上に出るために設立したものの為、彼らからすると『地上に繋がる塔』であり、地上の人間から見ると『地底に降る階段』ということになる。 『ルビニ火山』 ダロス諸島の隅にそびえ立つ火山。地下では溶岩が絶えず流れており、これが冷えて固まると宝石のルビーの成分を含む『紅流岩』となる。 火山内部の岩壁には所々に特殊なルビーが顔を覗かせており、溶岩にもその成立が含まれていることから火山全体が『ルビーでできている』という諸説が立っている。 その為火山から宝石を採取して売買しようと目論む者も少なくはないが、危険が伴う内部は生半可な気持ちと装備で乗り込めばいとも簡単に命を奪う。 なお、正式な許可なしに火山内の宝石を採取し売買することは禁じられている。 『雨の密林』 緑の生い茂る熱帯地域で唯一、一年を通して雨の雫が降り注ぐ地帯。 実際は空から雨が降り注いでいるのではなく、密林に生えている木々が生み出す水分が葉を通して大量に滴り落ちてくる 様子が『雨』を彷彿とさせることが由来。 この一帯にしか生息しない植物で『水の湧き出る木』と呼ばれており、幹から枝を通して水分を葉に送り、溢れた水が滴り『雨』となる。 人口培養不可能とされ、伐採は禁止されている。 image=489511584.jpg
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