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余命半年と宣告されて、今日で二ヶ月が経つ。
私がかかった病気は何千万人に一人という確率で発症する珍しいもの。
いつ死ぬか分からない中で、毎日を送ることはとても苦痛である。
でも、それでも私は生きたいと強く願っていた。
だって、彼が居るから。
病気が発覚して私から別れを告げた時、彼は言ってくれた。
「俺は死ぬまで側に居る。一人にさせない」
本当に嬉しかった。
彼を困らせるほど泣いてしまった。
家族が居ない私にとって、彼はまさに希望の光そのものだった。
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