翼

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 「え・・・?」  「金で雇われた傭兵だ。  正規兵より高い賃金がほしかった・・・  だから傭兵として志願した。」  「そう・・・ですか・・・。」  渚はフェデリコの背中を優しく擦った。  「大丈夫ですよ・・・中尉は私の事を助けてくれた・・・人の命を救えるフェデリコ中尉は英雄ですよ。」  「英雄・・・?」  フェデリコは渚の瞳をみつめる。  「フェデリコ中尉は、息子さんを絶対に助けることができますよ。」  「そうか・・・」  彼はそのまま黙りこんだ。
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