翼

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 ー・・・銃声は30分以上やんでない。  西側にいるサルベージ部隊から再び無線が入れられた。  『こちらレベッカ! ランドルフ基地との連絡がとれない! そちらで通信を中継してくれ!』  「了解、指示をどうぞ!」    『敵の猛攻を受けている!  ただちにランドルフ基地の航空戦力での爆撃を要請されたし、どうぞ!』  「こちらフェデリコ、了解、アウト!」    フェデリコはレベッカの指示を細かくメモをとった後、渚にそのメモ用紙をわたした。  「準尉、それを16進数をつかって暗号化してくれ!    早くしろ!」  「ら、ラジャー!」  渚はバックパックからモールス通信機を取り出して、基地にモールス信号を発信した。
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