翼

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 そのとき、渚たちの目の前に現地のゲリラ兵達が茂みの中から7人ほど躍り出た。  ゲリラ兵は偵察部隊らしく火器類は持っておらず、代わりに近接武具である、峰の大きく反った太い太刀を片手に牽制してくる。  「・・・ふぇ、フェデリコ中尉ぃ・・・!」  「あんまり情けない声を出すな・・・!  奴等は必ず襲いかかって来るが、銃は持っていない。  ・・・今がチャンスだ!」  フェデリコと渚は湖畔の岩場に素早く隠れ、ゲリラ兵等を殲滅していった。  「準尉! 無駄撃ちが多いぞ! 的確に一発で当てろ!」  「はいっ!」  
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