翼

29/41
前へ
/515ページ
次へ
 『ナイスショット!』  『イェーイ!』  無線機からラプター乗りの二人の声が聞こえてくる。  しかもやたらと楽しんでいるのだ。  『こちらケイ! ゲリラのアジトを殲滅した!   引き続きBエリア第4区の航空支援に参加する。』    いままでケイの登場にはしゃいでいた渚が黙りこんだ。  「ん・・・どうした、菅崎準尉・・・?」  「・・・ケイたち・・・人殺しが楽しいんですかね・・・あんなに楽しそうにはしゃいだ声で・・・」  「・・・それは、俺には解らない。 ケイにしか解らない世界があるんだよ。」  渚は少しばかりショックで、何も言えなかった。
/515ページ

最初のコメントを投稿しよう!

57人が本棚に入れています
本棚に追加