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「渚、早速だが初陣だ。」
「えぇ・・・!? もう、私に振りかかることってなんで全部唐突なの!?」
「・・・君の悪運の強さは健在か・・・。
ま、無事でいてくれ。
期待してるぜ。」
荒野のど真ん中で音の割れたステレオからスティービー・ワンダーの"迷信"がラジオのチャンネルで流れる、とある昼下がりの炎天下の事だった。
ー・・・渚は早速、サルベージ班の移動手段である大型輸送機、Cー130ハーキュリーの貨物室に乗せられる。
灼熱の太陽を浴び続けるよりは日陰である貨物室が涼めると思った渚の考えは甘い。
出撃命令の下った100人近くものサルベージ大隊兵が詰め寄り、暑苦しいフライトで幕を開けた。
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