第1章

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「え……」 この人……何? 「ごめん、怪しいものじゃなくてね? ……もし違うんならいいんだけどさ」 「はい」 「あのー…さ…村田海輝って知ってる?」 ーーーーー 『すず』 『お兄ちゃんだあれ?』 『俺は…… ………みつきって言うんだ』 ーーーーーーー あの時の記憶が正しいなら。 みつきだ。私のお兄ちゃんは。 「もしかして、お兄ちゃん?」 真っ赤に染まる頬、その後のニカッと笑う笑顔…… 目の前にいるのは紛れもない……… 8年会えなかったお兄ちゃん。
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