7人が本棚に入れています
本棚に追加
「まあ、俺もうお兄ちゃんじゃないけどな」
はは…と乾いた声で笑うお兄ちゃん
「…久しぶり、すず」
落ち着いて低くなった声。
でも、何故かわかる。
紛れもない…
「久しぶりお兄ちゃ……」
「俺はもうお前のお兄ちゃんじゃないよ」
「……そうだよね」
何かが突き刺さったような胸の痛みを覚えた。
そんなことわかってたけど。
…突き放された。
そう感じた。
「海輝って呼んでくれない?」
最初のコメントを投稿しよう!