お兄ちゃんとおとうとくん

3/8
32人が本棚に入れています
本棚に追加
/56ページ
「何怒ってんだ?」 「別に怒ってないし。」 「怒ってるだろうが。」 「…………………………。」 「……はぁ。あのな、俺が考えていたのはお前のことだ。他の誰かのことなんか考えてないから安心しろ。」 「っ!!」 「うわっ!!急に抱きつくな!」 「にーちゃん!まじ愛してる!!」 「だから、すぐそうやっ、んんっ!? んぅ……ん………は、ぁっ…………いきなりなにすんだ。」 「何ってキス。」 「だからってなんでいきなr「にーちゃんが煽るのが悪い。」 「こら、人の話を遮るな。」 「ん、ごめん。」 「わかればよし。」 「でも、煽ったことは否定しないんだね。」 「煽っ!?」 「煽ったよね?」 「いや、無いな。」 「うん、じゃあそういうことにしとくけど。でも謝ったからさわっていい?」 「なんでそうなる。」 「俺、もう我慢できないからさ、ねぇ、いいよね?」 「とか言いながら、もう触ってんじゃねぇか。」 「えへへー。」 「ったく…、早く、すませろよ。」 「っ、ちょっと、無理かなぁー。」 「なんで、だっ。」 「だってにーちゃん、かわいすぎるから。」 「っ、こんな真っ昼間から、盛ってんじゃ、ねぇよっ。」 「それは、にーちゃんも一緒。」 「うっ…。」 「だから、たくさん、愛しあおーね。」
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!