第1章

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池についた、二人は、池の前にある石の椅子に、腰を下ろしました。 池には何も映っていません。二人は、夜空を見上げて、お月様が雲に隠れている のを見つめていました。 ちょぴり心配そうな顔のあーちゃんが言います。 「でもママ、雲さんがお月様隠しているよ。どうしたらいいのかなあ。」 あーちゃんの言葉を聞いたママも、空を見上げながら、 「本当ね、どうしたらいいのかしら・・・。」 と、しばらく考えた後、ママが口を開きました。 「そうだ、ながい、ながーい、ながーいほうきを持ってきて、長いほうきで雲さ んを掃いたらどうかなあ。あーちゃん、どう思う。」ママが言うと、 「うん、と~ってもいい考えだと思う。でも、ママどこに、ながい、ながーいほうきがあるの。」と、 あーちゃんは、目を輝かせながら不思議そうにたずねました、
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