1人が本棚に入れています
本棚に追加
すると、ママは、声を小さくしてあーちゃんに言いました。
「実はね、あーちゃん、ママね月の魔法使いなのよ。」ママの突然の言葉に、
「え~ほんとうに。」びっくりするあーちゃんに、ママは、話つづけました。
「本当よ、だから、あーちゃんも月の魔法使いになれるのよ。今、魔法の力を見
せてあげる。少しだけ待ってね。ながい、ながーいほうきを出してあげるから。」
と言うと、ママは呪文を唱え始めました。
「サーフラ、サーディン、モナライト月の力を借りて、ながい、なが-いほうき
よ出てこい。」と、ママが言うと、
あーちゃんとママの前にながい、ながーい、ながーいほうきが、現れました。
あーちゃんの目は、長いほうきに釘付けになりました。
しばらくは声が出せませんでした。
口を開けたまま、ながいほうきを、見つめていました。
最初のコメントを投稿しよう!