第1章

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「君は…………?」 「っ!?」 突然後ろから声をかけられる。俺はビックリして身を構えた。 「あはは。警戒しなくて大丈夫。俺は永澤英士(ながさわ えいじ)。六十六銀行で働く31歳だ。君は?」 永澤は笑顔で声をかけてきて俺の注意が緩む。 「お……俺は日野新。H高校に通う2年生。あ、あの、ここは…………?」 「新か。よろしくな。ここは俺達もさっき来たばっかりでよく理解してないんだ。」 永澤は今俺達と言った。俺達ということは他にもいるのだろうか。 「ここで話すのもなんだし隣の部屋に行こう。隣の部屋に皆いるから。」 永澤はそう言って扉を開けた。
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