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「君は…………?」
「っ!?」
突然後ろから声をかけられる。俺はビックリして身を構えた。
「あはは。警戒しなくて大丈夫。俺は永澤英士(ながさわ えいじ)。六十六銀行で働く31歳だ。君は?」
永澤は笑顔で声をかけてきて俺の注意が緩む。
「お……俺は日野新。H高校に通う2年生。あ、あの、ここは…………?」
「新か。よろしくな。ここは俺達もさっき来たばっかりでよく理解してないんだ。」
永澤は今俺達と言った。俺達ということは他にもいるのだろうか。
「ここで話すのもなんだし隣の部屋に行こう。隣の部屋に皆いるから。」
永澤はそう言って扉を開けた。
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