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子供が生まれた日は、予定日から少し遅れて、7月7日だった。
「七夕が誕生日なんて、なんか運命的だよね?」
「うん、そうだね。」
それから、仕事が終わると毎日面会に行った。
仕事が休みの日はほとんど病室で過ごした。
彼は毎日嬉しそうに来てくれるから、幸せ。
看護師「ご両親が面会に来れれましたよ?」
彼女の両親が面会?大丈夫だろうか?
そっか、わざわざ来てくれたんだ・・。
「あの、通して下さい。」
「小春、よく頑張ったわね。」
「ありがとう、抱っこしてあげて?」
母さんは幸せそうに優夏を見てる。
「父さん、これからは、おじいちゃんね?
抱っこしてあげて?」
「いいのか?」
「ええ、もちろん。」
優しい顔で抱っこしてる父さんの顔はとても幸せそうだった。
「守さん、娘と、孫をよろしくお願いします。」
「守君、頼むよ。」
「もちろんです!」
彼女はもう大丈夫だと、確信出来た。
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