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次の日はディズニーシーの方に行って、
お土産屋で彼が大きなドナルドのぬいぐるみを買ってくれた。
すごく嬉しかったし幸せだったから、帰りの車の中でずっと抱きしめてた。
その後、引っ越しも無事に済んで、彼との新しい生活が始まる。
「小春、疲れたんじゃない?少し休もうか?」
私「うん、じゃあ、コーヒー淹れるね~。」
新しい部屋のキッチンはとても使いやすくて幸せ。
ここで彼に沢山手料理を作ってあげたいな。
私「お待たせ。」
彼は不思議そうな顔でマグカップを見てる。
俺「このマグカップの形、変わってるね?」
お土産屋さんで見つけて、素敵だなって思って、
こっそり買っておいたんだよね。
私「こことね、ここをくっつけると・・
ほら!ハートの形になるの!」
彼は、理解してくれたみたいだ、
気に入ってくれるといいな。
「素敵だね?でも、小春はドナルドの方を使いたいんじゃないの?」
私「う~ん、どっちでも構わないよ。
ペアになってるから、二人で使えればそれでいいから。」
ドナルドは大好きだけれど、どっちでもいい・・
彼とペアのマグカップを使えるって所が幸せなのだから・・。
ぬいぐるみも大切な思い出だけれど、
彼と一緒に使えるものも欲しかったんだよね・・。
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