ハッピーエンド

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なんだろう・・・お腹が痛い気がする・・・。 痛くなったり、おさまったりの繰り返し・・ もしかして、陣痛かもしれない。 急いで彼に電話をかけた。 「もしもし?」 「もしかしたら、陣痛が始まったかもしれないの・・。」 陣痛?!急いで彼女の所に向かわないと。 会社を早退させてもらって、マンションに向かった。 「今どこ?すぐに行くから!」 まだハッキリと陣痛かどうかわからないし、彼が来るのを待とう。 「小春!大丈夫?すぐに病院に行く?」 「まだ、早いかもしれないし、もう少し様子をみたいかな・・。」 彼が産婦人科に電話をかけてくれて、 色々と聞いてくれてる。 「小春、時間を計ってみて、10分おきくらいにくるようだったら、 病院に行こうね?」 「うん・・。」 不安そうな彼女の手を優しく握った。 彼が手を握ってくれてるから、少し安心出来る・・。 この痛みの先には幸せが待ってる・・・。
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