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俺の知らないうちに、俺の両親と、兄貴夫婦が面会に来たらしい。
彼のご両親が来てくれるのはわかってたけれど、
お義兄さん夫婦まで来てくれたのには驚いたな・・。
「まだ、安静にしてないといけないのに、
家の家族、迷惑かけたりしなかった?」
「病人じゃないんだから大丈夫よ。
それに、とても喜んでくれてたから、嬉しかったし。」
あの兄貴が何か変な事を言ってなきゃいいけど・・。
彼はきっとお義兄さんの事を気にしてるに違いない。
「守さんのお兄さんがね、優夏って名前を聞いて、
絶対に幸せになるって言ってくれたんだ。」
「あの兄貴がそんな事を言ったの?!」
あいつ、案外空気読めたんだな・・・。
退院してから、親子三人の生活が始まった。
手伝える事はなるべく手伝った。
彼が、色々と手伝ってくれるから、
安心して子育てに集中出来た・・。
「小春、本当に幸せだよ。」
「私も、とても幸せだよ。」
彼女を抱きしめてキスをした。
これからもっと幸せになるに違いない・・・
三人で幸せになろう・・。
もう一人子供を作るかもしれないけれど、
それでも幸せな事には変わらない。
彼女とずっと幸せに生きていこう。
彼とならずっと幸せに生きていける。
そう、同じ気持でいるのだから・・・。
終わり
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