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なんか、勝手に冗談になってるし
まあ、いいか本人がそう思ってんだし
「それはそうと、シュン殿この後は何をするんだ?
やることがなければ、手合わせでも御願いしたい。」
「ん?なんで?」
「シュン殿はSランクなのだろう?なら、それ相応の実力があるとお見受けする。未熟な私に指導してもらいたいのだが...」
成る程、まあ俺も体術やるつもりだったから
ちょうどいいか
「ん、了解だ。さあ!いつでもいいぞ。
あっ、剣使ってもいいから」
明らかにナメプだが、ミラは気にしていないようだ。腰に携えた剣を抜き構え俺と向き合う。
「では...参る!」
掛け声と共に身体強化を施して此方に一直線に突進し、間合いに入ると真横に一線。
「へぇ、鋭いな」
刃をしゃがんで避け、足払いを掛ける。
がジャンプして避けられてしまった。
「ふむ、反応も上々。それに..」
「はぁ!」
「ふっ」
空中にも関わらず、力の籠った一撃。言い具合だ。
それを紙一重に避け、距離をとった。
「逃がさん!」
そこに先程同様に突進してきて、今度は縦に一線。
しかし、今度は避けるとよんでいるのか甘い一撃だ。
俺がその隙を見逃すとでも?
俺は、甘い剣筋にそって上体を前に振りその勢いを利用して前転しながら、踵落としを決めた。
結果、ミラは地面と熱いキスをしする事となる。
あ。今のは痛い。
「おーい、ミラー大丈夫かぁ?」
ピクピクしていたが、声に反応しガバっと顔を上げた。
あっ、ちょっと泣いてる。そんな顔で見つめないでくれ。
色々ヤりたくなるだろう?
ビクッ!「い、今身体全体に鳥肌が..」
「朝方は冷え込むからな。ほら、立った立った。」
ミラの手を掴み引いて立たせて、先程の戦闘の注意点挙げてやる。
すると、「ふむ」と考え込んで黙ってしまった。
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