第1章

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「そりゃそうよ。 福山雅治に似ているかな」 「うっそおー」 「あ、 嵐の相葉君似だな」 「そこまで言うと、 ますますウソ」 「ねえ、 会ってみる?」 「いいけどお…。 でも、 福山よりたいしたことなかったら、 思いっきりブーイングするからね」 「おお怖」 ばりばりにオシャレしたママと、 ちょっぴりヒールのあるパンプス履いたあたしが、 その人と駅前のホテルで、 一緒にお食事したのは、 それから2週間後だった。 その人はちょっとだけ遅れて、 手を振りながら走ってやってきた。 あたしの目はくぎ付け! 「うっそー。 ほんとにイケメンじゃん」 内心、 ママ、 でかした、 と叫んだ。
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