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この百合子の誘いに、アキは何か話があるのだと思った。
『ありがとうございます。
お言葉に甘えて、ご馳走になります』
アキが微笑むと、百合子も微笑を見せた。
「じゃ、急いで用意するから、みらいちゃん迎えに行って来て」
百合子はそう言うと、家の中にそそくさと入って行った。
アキは百合子の後ろ姿に、何故か寂しさを感じた。
そんな百合子が気になりながらも、アキはみらいを迎えに保育園に向った。
保育園に着くと、みらいはいつもと変わらず、笑顔でアキの元に走って来た。
「ママー!」
『みらい、おまたせ』
アキは笑顔でみらいを抱きしめる。
いつもの様に抱きしめた。
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