第十八話  守りたい人

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この百合子の誘いに、アキは何か話があるのだと思った。 『ありがとうございます。 お言葉に甘えて、ご馳走になります』 アキが微笑むと、百合子も微笑を見せた。 「じゃ、急いで用意するから、みらいちゃん迎えに行って来て」 百合子はそう言うと、家の中にそそくさと入って行った。 アキは百合子の後ろ姿に、何故か寂しさを感じた。 そんな百合子が気になりながらも、アキはみらいを迎えに保育園に向った。 保育園に着くと、みらいはいつもと変わらず、笑顔でアキの元に走って来た。 「ママー!」 『みらい、おまたせ』 アキは笑顔でみらいを抱きしめる。 いつもの様に抱きしめた。
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