第十八話  守りたい人

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この頃、ようやく晃司と連絡が取れた純は、晃司の店で待っていた。 「楽しかったなぁー、ここで働いてた頃。 もう…、ないんだよな…。 今日はにーちゃんに言わなきゃいけない。 もう、今までのような関係ではいられなくなる…。 それでも、アキをみらいを守りたいんだ…」 純はお店の中を見回しながら、一人ごとの様に呟いていた。 待つこと三十分、ようやく晃司がやって来た 「待たせたな、純」 晃司はそう言うと、イスに座り、タバコに火をつけた。 そして、純にあるものを投げつけた。 「その書類はアキに関しての調査資料だ。 お前はその資料を読んでも、アキを好きだと言えるかな。 アキはお前が思ってる様な女じゃない」
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