17人が本棚に入れています
本棚に追加
この頃、ようやく晃司と連絡が取れた純は、晃司の店で待っていた。
「楽しかったなぁー、ここで働いてた頃。
もう…、ないんだよな…。
今日はにーちゃんに言わなきゃいけない。
もう、今までのような関係ではいられなくなる…。
それでも、アキをみらいを守りたいんだ…」
純はお店の中を見回しながら、一人ごとの様に呟いていた。
待つこと三十分、ようやく晃司がやって来た
「待たせたな、純」
晃司はそう言うと、イスに座り、タバコに火をつけた。
そして、純にあるものを投げつけた。
「その書類はアキに関しての調査資料だ。
お前はその資料を読んでも、アキを好きだと言えるかな。
アキはお前が思ってる様な女じゃない」
最初のコメントを投稿しよう!