17人が本棚に入れています
本棚に追加
純は書類を拾い、読み始めた。
読みながら、純の顔から血の気が引いていた
「知らなかっただろう。
アキはとんでもない女だ。
今までどれだけの男と関係を持って来たかわからない。
おまけに不倫までして、男の家庭を壊した。
男がらみで刺されそうになったこともある。
みらいの父親は出世のためにアキを裏切り、社長の娘と結婚。
アキはみらいの父親とのことが会社中に知れ渡り、部署を異動、そして、本社から支店に左遷され会社を辞めた。
そんなアキは死に場所を探し、この町に辿り着いた。
純、その調査資料は全て事実だ。
それでも、お前はアキを愛せるのか」
純は調査資料を見つめたまま、何も答えることが出来なかった。
最初のコメントを投稿しよう!