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いくら考えても、晃司が純に復讐する理由が分からなかった…。
この頃、晃司はアキの調査資料を見ながら不気味な笑みを浮かべていた。
「へぇー、アキは随分激しい人生を送って来たんだな。
人は見た目じゃ分かんないって言うけど本当だよな。
アキがここまで、男に狂ってたとはな。
純の奴、これ知ったらショックだろうな。
俺はいいところに目をつけたな。
これほどいい材料だとはな…」
晃司はアキが今まで隠して来た過去を調べあげていた。
そう…、アキの過去を利用するつもりなのだ
「アキ…、悪いな、お前に恨みはないんだ。
アキとは違う形で逢いたかった…。
そうすれば、俺はきっと…。嫌…、どんな出逢いでも、俺は誰も愛せないんだ…」
ここにも、悲しい過去を持った男がいた…。
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