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アキはみらいを抱きしめた。
『みらい…、ごめんね…、ごめんね…』
アキは泣きながら、何度も何度もみらいに謝った。
そんなアキを、みらいはありったけの力で抱きしめ返した。
みらいは小さな身体で、必死にアキを支えよとしている。
たった三歳のみらいに心配を掛けている自分が情けなかった。
みらいを守れるのは自分だけ。
しっかりしなくちゃ守れない。
アキは自分にそう言い聞かせ、みらいに笑顔を見せた。
『みらい、ママ元気だよ、元気。
ママはみらいが居れば大丈夫だから。
今すぐご飯作るね。
ねぇー、みらい、ご飯食べたら買い物に行こうか。おやつ買いに』
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