第十八話  守りたい人

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アキはみらいを抱きしめた。 『みらい…、ごめんね…、ごめんね…』 アキは泣きながら、何度も何度もみらいに謝った。 そんなアキを、みらいはありったけの力で抱きしめ返した。 みらいは小さな身体で、必死にアキを支えよとしている。 たった三歳のみらいに心配を掛けている自分が情けなかった。 みらいを守れるのは自分だけ。 しっかりしなくちゃ守れない。 アキは自分にそう言い聞かせ、みらいに笑顔を見せた。 『みらい、ママ元気だよ、元気。 ママはみらいが居れば大丈夫だから。 今すぐご飯作るね。 ねぇー、みらい、ご飯食べたら買い物に行こうか。おやつ買いに』
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