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アキの笑顔に、みらいもいつもの笑顔を取り戻した。
「うん、行く!
ママ、いちごのケーキ買いに行こう」
『うん、いちごのケーキ買いに行こう』
アキはまたみらいに救われた。
この日の夜、アキはみらいの幸せを考えていた。
晃司と結婚して、みらいが幸せになれるのかを…。
母親が幸せではないのに、子供が幸せになれるはずがない。
みらいの父親はたった一人…。
桜田優一だけがみらいの父親なのだ。
自分の心は決まった。
晃司との結婚は止めようと。
だが、断りかたを考えなければ…。
アキは純粋に晃司が本気でアキのことが好きで、結婚したいのだと信じていた…。
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