第8話

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第8話

夏休みに入りすぐに、カフェでバイトを始めた。 最初はとまどったけど、良い人ばかりでよかった。 たまに桜たちが、のぞきには来ていたけど。 まぁ、桜にはお世話になってるし、大目に見るとする。 接客してみると、けっこう楽しくて、ここなら家からも通いやすい。 ・・・このままここで働こうかなぁ。 夏休みが終わるちょっと前。 辰巳さんにゆっくりできる休日があり、久しぶりに街へ買い物に行くことになった。 私は、デートの感覚を味わいたくて、外で待ち合わせしようと提案した。 辰巳さんは、少し可笑しそうに笑ったけど、いいよって言ってくれた。 待ち合わせ場所は、駅から少し歩いたところにある、××噴水広場にした。 そういえば、神崎君を呼び出したのも、ここだったなぁ。 「あれ、三縞先輩?」
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