第8話

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それにしても、相変わらず無邪気に笑うなぁ。 笑うとちょっと幼くなって、可愛いんだよね。 こっちまで、つい笑っちゃう。 神崎マジックってやつか? しばらく談笑していると、向こうから辰巳さんが来るのが見えた。 私は、神崎君にあの人が婚約者よと、紹介した。 先輩に合ってますよ、お似合いですと言われたもんだから、ちょっと照れてしまった。 神崎君に言われて、少し舞い上がってしまい、辰巳さんの微妙な変化に、気付くことが出来なかった・・・。 「辰巳さん、こっちこっち!」 「あぁ・・・。」 「あ、紹介するね。高校の時の後輩で、神崎くん。」 「こんにちわ。」
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