1/30
前へ
/30ページ
次へ

「歩?さっきおまえは俺を自由にしてくれるって言ったね?――だけど俺が自由になるってどういうことか分かる?」 耳の奥に 司の声が響いた。 俺たちは敵同士じゃないだろ。 俺を信じろ――って。 あいつは言った。 「俺が自由になれるのは――おまえの中からミオが出て行った時だよ――?歩」 もしかしたら――。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加