第3話

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「はぁ?!」 私が言ったことを聞き返し、不快感を露にする彼女。 「……」 あぁ、もう。またか。 自分の男運のなさに呆れ、激昴する彼女から視線を外した。 遠くで鳴る雷。 音をさせて吹く風。 ツゥー…と、顎を伝う汗。 「ふ……っざけんな!」 一歩前に出た彼女。振り上げられた手。
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