第3話

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「……っ!」 ――ッパァン! と、公園中に響いたんじゃないか。ってくらい大きな音。 衝撃とともに、左頬に強く感じた痛み。 「……いたっ」 頬に手をやる前に、ドンッ!と身体を押され、バランスを崩して地面に倒れた。 「ふざけんな」 持っていたスクールバッグを放り投げ、私に馬乗りになる彼女。 先輩と私に身体の関係があったことを彼女は知っている。 「ふざけんなっ」 だから、殴られても仕方がないと思った。 「ふざけんなっっ!!」 先輩は遊びだったとしても、抱いてもらえたんだから。
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