第3話
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「――っ」 反論しようと開きかけた口は、彼の手ですぐに塞がれた。 「嫌?」 軽く首を傾け、口角を上げた憎らしい顔。 「……」 眉間にシワを作り、不機嫌を露にしてその顔を睨みつける。 「どうして? 」 『嫌』に理由なんてない。 「俺だから嫌?部長ならいい?『男なんてみんな同じ』なんじゃないの?」 『はい、どうぞ』と、素直に抱かれることが癪に障っただけ。
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