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「――…ん。……は、ぁ」
部屋に響く声と音がやけに生々しく聞こえるのは、昨夜とは違い、2人の身体が明るい光にさらされているせいなのだろうか。
「――っ」
彼が動く度に押し寄せる波。声にならない声を抑えることができなくて、隣の部屋まで聞こえていないか心配になる。
「雛森」
「っや、だめ」
離れたくない。
「雛森」
「だめ。まだ」
――離したくない。
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