生きて帰るから

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辿り着いたのは1つのマンション。 俺はエレベーターに乗り、5階のボタンを押す。 エレベーターが上昇し、5階に辿り着くと、俺は一番奥の部屋のインターホンを押した。 「久しぶりだなマサキ。」 「カイトこそ、おっひさ~。」 俺が今話した男の名は、陸道マサキ。 小学校の親友だ。そして、今もメールなどでやり取りをする。 見た目は寝癖でだらしない服装からニートっぽいがIQ250はあると言われる天才だ。 「んで、わざわざ会いに来たってことは重要な用事だろ?」 「ああ、十死伝説について知ってることはないか?」 「都市伝説は知ってるよ?。そりゃあ。」 「そっちじゃなくて、十回死ぬと書いての十死伝説だ。知ってるか?」 マサキは考え込む仕草を見せるが、結局知らないというオチだった。だがマサキは話が聞きたいらしく、俺を部屋に招き入れた。
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