第1章

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その子は愛情を注がれている間にもう一人の何かとコミュニケーションをとれるようになった。 その何かとコミュニケーションをとり、時折お互いの意志で何かを表に出しては愛情を分け合っていた。 そんな子と何かは大学生になり 恋人が出来た。 その子の中にいる何かを受け入れ、分け隔てなく愛情を注いだ。 愛情が与えられるほど、その子は満ちていった。 愛情が与えられるほど、何かは満ちていった。 そして、結婚しようと‥‥ 恋人から指輪をもらい、その子と何かに対する愛は絶頂を迎えていた。
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