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色々な事を話しながら木の所に向かっている俺たち。
「いやぁ、あん時の佐倉の顔が傑作でさぁ!!」
「あ~さっくんね~」
佐倉って言うのは学年主任な。
「あー!!君たち!だ、大丈夫だったのか…よかったぁ」
俺達に気が付いた木が大声を出していた。
周りで遊んでいた子供や通行人が周りをきょろきょろと見渡していた。
「もう俺心配で心配で…俺のせいで誰かが死ぬとか勘弁だから!」
「ちょ、声!声がでかい!!」
焦って思わず大きい声が出てしまった。
「梓君の方がうるさいって!!」
するとすかさず野ノ宮が肩を叩いてくる。
「わ、わりい…」
結構痛いです…
「なんだよ、ずいぶん仲良くなっちゃってさー!!」
木が拗ねたような声を出した。
「何拗ねてんだよw」
「べっつに~…拗ねてなんかないしー」
あ、なんか本格的に拗ねてしまった。
「あーあー梓君のせいで拗ねちゃったよー?」
野ノ宮が冷たい目で俺を見てくる。
え…俺のせいっすか?
「梓君さいて―」
木までもが俺にそんな言葉をかけてくる。
「(´・ω・`)」
「ちょw顔ww」
「wwww」
ショボンとした顔をすれば笑い出す二人(?)。
「もう良いよ、俺なんか…」
そう言って走り出す。
「えぇ!梓君!待ってよー」
それを見て俺を追いかけてくる野ノ宮。
「え、ちょ…俺また置いてかれるの―!?」
木が叫ぶが無視だ。
ちょっとした仕返しだ。
まぁそんなこんなで俺と野ノ宮と木は今日も過ごしてます。
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