始まり。

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ひとしきり、お弁当を食べ終わった ところで、静かに畳み、その場に ごろんと寝転がった。 目を閉じて少し寝よう。 そう思って、ゆっくりと目を閉じようとしたのだけど、 「………ねえ」 えっ? 「…聞こえてんの?返事しなよ」 私以外誰もいないとばかり思って いたこの屋上に………誰かが居る? 私は、目を見開き、がばっと 起き上がって辺りを見回した。 「ひっ…!きゃあぁっ!」 見ると、超至近距離に男子が 居るではないか! 「…ちょ、うるさっ…」
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