彼らの日常

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次の日の学校で 「おーす、おはよー」と揃った声で喋ったのは浅間 郡司と安藤 優莉だった。 浅間 郡司♂(あさま ぐんじ)は、高校1年の時に知りあった奴だ。 かなり頑固で強気な奴だ。テストの点はそんなに悪くないが、頭の回転が鈍いのか、話が噛み合わないときがある。 また安藤 優莉♂(あんどう ゆうり)は小学生から同じだったが、どうも同じクラスにはならなかったらしく、あまり面識がなかった。高校から友人になったのとほぼ同然だろう。 そしてこちらもかなり頭が良く、未智琉とはいつもテストで勝負している。 身長はかなり小さく、よく皆んなから「可愛い」と言われているが、本人はそれを嫌っている。見た目の通り、行動や言動も可愛い。 剣は優莉の髪型の変化に気付き「あ、ユウリン(安藤 優莉)髪切ったでしょ?」と訪ねた。 しかし、優莉は髪型のことよりも名前の呼ばれ方に納得がいかず、「ユウリンって呼ぶのやめてよ」と怒ってきた。 優莉はこんなことでも過剰に反応してしまうのだ。 そんなかんなでゴタゴタ話していると未智琉が真顔で「さて、皆んなに言いたいことがあるんだが」と流れを止める様に話し始めた。 「夏休みに、課題のレポートを書く書くことも含めおばけ屋敷に行こうと思ってるんだけど。どう?」 その提案に対し、郡司がまっさきに「いく!」と叫んだ。まさに彼らしい返事だった。 しかし優莉は「えー、怖いからやだー」と可愛く反対した。 そして、話し合いをすること10分、優莉を行かせるようにゴリ押しで説得した結果、そこに行くことになった。 日時はせっかくだからと事件が起きた日と同じ8月14日になった。 そして当日になるまでの時間は短いように感じた。まるで、その日に呼ばれている感覚だった...
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