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龍「茉莉花さんなら絶対なれるって言ってます。」
桜に照明が当たる
桜「あ…もう時間切れみたい。」
龍「え!?もうですか?」
茉莉花「どうしたの?」
龍「桜さんが時間切れだって…」
茉莉花「時間切れ?」
龍「桜さん、今日が幽霊でいられる最後の日らしいんです。」
茉莉花「どういうこと?」
龍「人は死んだあと幽霊として生き、その後、生まれ変わるそうなんです。だから、桜さんはもう……」
茉莉花「生まれ変わるの?」
龍、頷く
茉莉花「そんな!待ってよ!私、まだ先生と話したいこと沢山ある!これから龍くんを通して、沢山話せると思ってたのに!」
桜「ごめんね。でも、茉莉花ちゃんがまだピアノが好きってことが分かって安心したよ。これで、思い残すことは何もない。さよなら。元気でね。」
茉莉花「先生!!私、先生のこと絶対に忘れないから!!今まで、本当にありがとうございました!」
桜、退場
茉莉花「…先生、行っちゃった?」
龍「…はい。えっと…」
茉莉花「どうせ、茉莉花ちゃんがまだピアノ好きだって分かって安心した。もう思い残すことは何もない、とか言って走り去ったんでしょ?本当に勝手な人だな。」
龍、茉莉花笑い合う
のの「もしもーし!」
優花「私達のこと忘れてませんか?」
茉莉花「あ、ごめん。忘れてた。」
優花「だと思った。でも、まさか、茉莉花が幽霊を信じるとは思わなかった。」
のの「ねー!」
茉莉花「それはこっちの台詞だよ!何で2人とも普通に受け入れられるわけ?」
優花「だって」
のの「私達も」
優花・のの「霊感あるしー!」
茉莉花「はぁ!?」
龍「え!?」
のの「いや、霊感あるって言って怖がられたり、信じてもらえなかったら嫌だなーって思ってたら」
優花「言うタイミング逃しちゃってさー。」
のの「実は私達も桜さん見えてましたー。」
優花・のの「てへ!」
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